管理者ユーザ(chronos)のパスワード変更¶
chronosとは、デベロッパーコンソール(Ctrl+Alt+F2)でのログイン時に使用するユーザで、実質的な管理者ユーザです。 本ビルドでは、このchronosのデフォルトパスワードを”password”としています。 このパスワードは、chronosとしてログインするとき以外に、以下の各作業を行う際にcrosh上で入力するパスワードとしても使用します。
- Flashのインストール
- 通常モード・デベロッパーモードの切り替え
このパスワードを変更する場合は以下の手順でパスワードの設定を行ってください。
通常モードの場合はデベロッパーモードに変更します。( ノーマルモードとデベロッパーモード 参照 )
Ctrl+Alt+F2を押してデベロッパーコンソールを開きます
ユーザchronos、パスワードpasswordでログインします。
以下のコマンドを入力します
chronos@localhost ~ $ sudo su Password: <- 現在のパスワード(デフォルトはpassword)を入力 localhost user # chromeos-setdevpasswd Password: <- 新しいパスワードを入力 Verifying - Password: <- 新しいパスワードを再入力
これでパスワードが変更されます。以降デベロッパーコンソールにログインするとき、およびcrosh上でflashのインストールやモード切り替えコマンドを実行した際は、ここで指定したパスワードを入力してください。
Attention
いきなり sudo chromeos-setdevpasswd としてしまうと、最初に聞かれるパスワードがsudoするためのパスワードを聞いているのか変更する新しいパスワードを聞いているのかがわからなくなるのでおすすめしません。まわりくどいようですが上記の手順が確実です。
参考¶
Chromium OSをデフォルト設定のままビルドした場合、chromeos-setdevpasswdを実行するとデフォルトパスワードが消えずにchromeos-setdevpasswdで設定したパスワードも使えるようになってしまうという問題があります。本カスタムビルドではこの問題点を修正しています。また、本ビルドでは、変更したパスワードがChromium OSのアップデート後も引き継がれるようになっています。