2016.03.26 R49-7834.60 リリース(Flash対応再開)¶
- 本家Chrome OSの Stable Channel Update 49.0.2623.95 (Platform version: 7834.60.0) を反映しました。
- 本リリースより32bit版Ubuntu用の adobe-flushpluginパッケージ を用いてFlashプラグインを導入できるようにしました。導入手順は従来と変わりません。
- Flash対応再開に伴い、 2016.02.29 Google Chromeの32bit版Linuxサポート終了に伴う影響(Flash) でご案内したrestoreflashコマンドは廃止しました。
- croshに独自のカスタムコマンドeasyinstallを追加しました。USBメモリからのインストール時にインストール先装置名をタイプする必要がなくなります。詳細は 簡易版インストーラ(easyinstall)によるインストール をご覧ください。
ダウンロードイメージの署名の検証方法は インストールイメージの署名検証 をご覧ください。
旧バージョンをインストールされた方は Chromium OSのアップデート が可能です。
Attention
R49のChromium OS SDKよりIntelベースのWindows PC用のビルド設定(x86-generic, amd64-generic)がデフォルトでFreon(*)を使うようになりました。
- Freon: GoogleがChromebook向けに開発したXorgの代替となるグラフィック基盤ソフトウェア
Chrome OS/Chromium OSでは元々はLinuxと同様Xorgが使用されていましたが、Chromebookに関してはR41以降Freonへの移行が進み、現在では大半がFreonベースとなっています。その関係で今回Chromebook以外の一般PC向けもFreonに切り替えたようです。しかし、Freonは基本的にChromebookを念頭に開発されており、Intel以外のGPUや古いGPUには全く対応出来ていないようです。手持ちの評価機でもかなりのもので動作しませんでしたので、これをそのままリリースすると従来動作していた多くの機種でChromium OSがブート不可となる可能性があります。そのため、本カスタムビルドでは従来同様Xorgを使うように修正してビルドを行っています。
本カスタムビルドでは当面Xorgベースでビルドを続けますが、上記のような事情からChromium OSの開発チームは今後Intel CPUのPCでXorgベースのChromium OSを一切テストしなくなると思われます。そのため、今後どこかのタイミングでXorgベースのChromium OSがビルドできない、ビルドできても動かない、といった問題が生じる可能性があります。この場合本カスタムビルドもFreonベースに移行する必要が生じますが、その時点でFreonのGPUサポート状況が思わしくない場合は現在動作している機種でも動作対象から除外せざるをえなくなる可能性があります。予めご承知おきください。
コメントは こちらのページ へお願いします。