VMware ESXiでの起動¶
本カスタムビルドではR58以降で無償版VMware ESXi 6.0への導入ができます。ここでは、無償版VMware ESXi 6.0への本カスタムビルドの導入手順を示します。
Attention
- 6.0以外のESXiでも動作するかもしれませんがこちらでは確認していません。
- ここではVMware ESXiそのもののインストール手順については一切触れません。既に導入が終わっているものとして説明します。
- 有償版のVMware各製品の機能については動作を確認していません。何らかの問題があっても対応の予定はありません。
- VMware Toolsは組み込んでいません。追加でインストールすることもできません。マウス統合のみ動作しますが、それ以外の連携機能(ウィンドウリサイズへの追従やゲストOSとのコピーペーストなど)は使用できません。
VMware Player用仮想マシンの作成¶
VMware ESXiで直接利用できるイメージは配布していません。 VMware Playerでの起動 で解説している手順に従い、まずVMware Playerで動作する仮想マシンを作成してください。このVMware Player用の仮想マシン設定(.vmxファイル)をESXi向けに変換して導入を行います。
VMware vCenter Converterのインストール¶
VMware Player用の仮想マシンイメージをVMware ESXiに移行するためにはVMware vCenter ConverterをESXiサーバに接続可能なWindowsマシンにインストールする必要があります。vCenter Converterは こちら からダウンロードできます。(My VMwareアカウントの作成が必要です。) インストール手順については割愛します。
仮想マシンイメージの変換とESXiへのインポート¶
VMware Player用仮想マシンのvmxファイルとvCenter Converterの準備ができたら、このvCenter Converterを使ってESXiに仮想マシン設定をインポートします。手順は以下のとおりです。
- vCenter Converterを起動する
- 左上のConvert machineボタンをクリックする
Conversionダイアログが表示され、Source Systemの指定画面になるので以下のように指定する。
- Select source type: power off
- 直下のリストボックス:VMware Workstation of other VMware virtual machine
- Virtual machine file:1.で作成した仮想マシンのvmxファイル
指定したらNextをクリック
Destination Systemの指定画面になるので以下のように指定する
- Select destination type:VMware Infrastructure virtual machine
- Server:vSphereサーバのアドレス
- User name:ESXiの管理者アカウント名
- Password:ESXiサーバの管理者アカウントのパスワード
指定したらNextをクリック
- 4.で指定したアカウントでESXiへの接続が行われ、Destination Virtual Machineの指定画面になるので NameにvSphere サーバ上での仮想マシン名を入力してNextをクリックする
Destination Location指定画面になるので以下のように指定する
- Datastore:仮想ディスクの配置先となる任意のDatastoreを選択
- Virtual machine version:Version 11 (これ以外では試していません)
指定したらNextをクリック
Options指定画面になるのでそのままNextをクリック
※[Advanced options]のReconfigureに警告マークがついているが無視してよい。
Summary画面になるのでFinishをクリックするとダイアログが閉じて元のウィンドウに戻り、移行処理ジョブが表示される。
Status欄に処理の進捗状況が表示されるのでCompletedになるまで待つ。
- CompletedになったらvSphere ClientやWEB Clientで接続して仮想マシンを起動する。